ルカによる福音書 7:5-12 JLB

5 ユダヤ人を愛し、会堂も建ててくれました。」

6-7 イエスは長老たちといっしょに出かけられました。 家まであとわずかという時、隊長の友人たちが来て、ことづけを伝えました。 「先生。 わざわざおいでくださいませんように。 とても、そんな名誉を受ける資格はございません。 自分でお迎えに上がることさえ失礼と存じます。 どうぞ今おられる所で、ただひと言おことばをください。 それで十分でございます。 召使は必ず治ります。 

8 私も上官の権威の下にあるのですが、その私でさえ部下には権威があります。 たとえば、私が『行け』と命じれば行きますし、『来い』と言えば来ます。 また奴隷にも『あれをやれ』『これをやれ』と言えば、そのとおりにするのです。」

9  これを聞くと、イエスはたいへん驚き、群衆のほうをふり向いて言われました。 「どうです、皆さん。 これほど信仰深い人は、イスラエル中でも見たことがありません。」

10  使いの者たちが戻ってみると、どうでしょう。 召使はすっかり治っていました。

11  それからまもなく、イエスは弟子たちといっしょにナインの町へ行かれました。 いつものように、あとから大ぜいの人がぞろぞろついて行きます。 

12 町の門の近くで、葬式の行列にばったり出会いました。 死んだのは、夫に先立たれた女の一人息子でした。 町の人が大ぜい母親に付き添っています。