使徒行伝 12:19-25 JLB

19 ペテロを引き出そうとしたヘロデは、ペテロがいなくなったと知るや、十六人の番兵を片っぱしから逮捕して、軍法会議にかけ、全員に死刑を宣告しました。 ヘロデはその後、カイザリヤに行き、しばらくそこにとどまりました。

20 ヘロデはツロとシドンの住民に激しい敵意をいだいていましたが、カイザリヤ滞在中に、この二つの町の代表者たちが、王の侍従ブラストに取り入って、和解を申し出ました。 というのも、二つの町は経済的にヘロデの国との交易に頼っていたからです。 

21 会見の約束ができ、いよいよ、その当日です。 ヘロデは王服を着けて王座に座り、彼らに向かって演説を始めました。 

22 演説が終わると、彼らは大喝采を送り、大声で、「神様の声だっ! とても、人間の声とは思えない」と叫びました。

23 するとたちまち、御使いが、ヘロデを罰したので、彼は病気になり、やがて体中にうじがわいて、死んでしまいました。 神だけにふさわしい栄光を横取りし、身のほど知らずにも、人々の礼拝を受け、神に栄光をお返ししなかった報いです。バルナバとパウロ

24 神のすばらしい知らせはますます広まり、新しいクリスチャンが大ぜい誕生しました。 

25 エルサレムを訪問したバルナバとパウロは、務めを果たしたあと、ヨハネと呼ばれるマルコを連れて、アンテオケに帰りました。