27 これもみな、人々が神様を求め、手さぐりしてでも神様を捜し出すためでした。 事実、神様は私たちから遠く離れておられるのではありません。
28 私たちは神様の中に生き、動き、存在しているのです。 あなたがたの詩人の一人が、『私たちは、神の子孫だ』と言ったとおりです。
29 もしこのとおりなら、神様を、金や銀、あるいは石のかけらなどで人間が作った、偶像みたいなものと考えるべきではありません。
30 今までは、神様はこうした無知を、見過ごしておられました。 しかし今は、すべての人に、偶像を捨てて神様に立ち返るようにと命じておられるのです。
31 神様の任命なさった方が正しいさばきを行なう日が、決まっているからです。 神様は、その方を復活させ、そのことの動かぬ証拠とされたのです。」
32 死人の復活にまで話がおよぶと、人々は笑って相手にしなくなり、中には、「ま、くわしいことはあとでお聞きしましょう」と言う人たちもありました。
33 こうして、議論は終わりましたが、