1 さて、イエスの死と復活から、七週間が過ぎました。 五旬節(ユダヤ教の祭りの一つ)の日です。 信者たちが一堂に集まっていると、
2 突然、天からものすごい音がしました。 まるで、激しい風が吹きつけるような音です。 それが、家全体にごうごうと響き渡ったのです。
3 そして、めらめら燃える炎の舌のようなものが現われ、みんなの頭上にとどまりました。
4 するとどうでしょう。 その場にいた人は、一人残らず聖霊に満たされ、知りもしない外国語で話し始めたではありませんか。 聖霊が、それだけの力を与えてくださったのです。
5 その日、エルサレムには、たくさんの敬虔なユダヤ人が、祭りのために、世界のあちこちから集まっていました。
6 この大音響に、人々は、いったい何事かと駆けつけましたが、弟子たちの話していることばを聞いて、すっかり面食らってしまいました。 まぎれもなく自分たちの国のことばだったからです。