10-12 パウロは降りて来て、彼を抱きかかえ、「心配するな。 大丈夫だ」と言いました。 すると、驚いたことに、そのことばどおりに、青年は生き返ったのです。 人々の喜びはたいへんなものでした。 一同は、もう一度三階に上がり、聖餐式をしました。 パウロは、そのあとも長いこと説教し、夜明けごろ、ようやく出発しました。
13 パウロは陸路アソスに向かうつもりだったので、私たちは船で先に出発しました。
14 そして、アソスで落ち合い、いっしょに船でミテレネまで行き、
15 翌日にはキヨスの沖を過ぎ、次の日サモスに寄港しました。 その翌日には、もうミレトです。別れのあいさつ
16 パウロは、できれば五旬節の祭りまでにはエルサレムへ行こうと、先を急いでいたので、エペソには立ち寄らないつもりでした。
17 それで、ミレトに上陸すると、さっそくエペソ教会の長老たちに、船まで会いに来るようにとことづけました。
18 集まった長老たちに、パウロはこう語りました。「私がトルコに足を踏み入れて以来、どんなふうに生きてきたかは、よくご存じですね。