6 ところが、もうじきダマスコという時、そう、あれはちょうど正午ごろでしたが、突然まばゆい光が、天からさっと私を照らしたのです。
7 思わず倒れ伏した私の耳に、『パウロ、パウロ。 なぜわたしを迫害するのか』と呼びかける声が聞こえました。
8 『そう言われるあなた様は?』と尋ねると、その声は『あなたが迫害しているナザレのイエスだ』と答えるではありませんか。
9 いっしょにいた人たちには、光は見えましたが、ことばはわかりません。
10 『主よ。 私はいったい、どうしたらよいのでしょう。』 私がこう尋ねると、主は、『立って、ダマスコの町に入りなさい。 将来どんなことがあなたの身に起こるかは、そこで教えられるだろう』というお答えです。
11 ところが、あまりのまぶしさに、目が見えなくなり、連れの者にダマスコまで手を引いて行ってもらわなければなりませんでした。
12 ダマスコには、神様のおきてを忠実に守る、信心深いアナニヤという人がいました。 ダマスコのすべてのユダヤ人に、たいそう評判のよい人でした。