17 私は何年ぶりかで、ユダヤ人への援助金を携え、神様に供え物をささげようと、エルサレムに帰ってまいりました。
18 私を訴える人たちは、私が神殿で感謝のささげ物をしているのを見たのです。 私は規則どおり頭を丸めておりましたし、別に、回りに人だかりがあったわけでも、騒ぎがあったわけでもありません。 ただ、トルコから来たユダヤ人が数人いただけです。
19 私を訴えるのなら、まず、それを見た人たちがここに来るべきです。
20 また、この人たちには、議会で、私に不正な点を見いだせたかどうか尋ねてみてください。
21 私は議会では、ただひと言、『死人が復活するという信仰のことで釈明するため、議会に呼び出されたのです』と叫んだだけでございます。」
22 ペリクスは、クリスチャンが暴動をあおり立てたりはしないことを知っていたので、ユダヤ人には、守備隊の司令官ルシヤが来てから片をつけると言って、裁判を延期しました。
23 一方、パウロのほうは、また監禁するよう命じましたが、看守には、丁重に取り扱い、友人たちの面会や差し入れも自由にさせろと言い含めました。