使徒行伝 5:30-36 JLB

30 ご先祖の神様は、あなたがたが十字架で処刑したイエス様を、復活させてくださいました。 

31 神様は、大きな力でこの方を引き上げ、神の王子、また救い主となさったのです。 それもみな、罪を悔い改め赦していただく機会を、イスラエルの人々に与えるためでした。 

32 私たちは、実にこのことの証人です。 神様に従うすべての人に与えられる聖霊様もまた、このことの証人なのです。」

33 これを聞いた議員たちは烈火のごとく怒り、使徒たちを殺そうと決めました。 

34 ところがこの時、一人の議員が立ち上がりました。 パリサイ派(信徒で、特におきてを守ることに熱心なユダヤ教の一派)のガマリエルで、法律の専門家として名が通っている人物です。 彼は、意見を述べる間、使徒たちを議会から連れ出すことを要求しました。

35 それから、一同に言いました。 「イスラエルの皆さん。 あの人たちの扱い方には、よくよく注意してください。 

36 しばらく前のことになりますが、チゥダという男の事件を覚えておいででしょうか。 この男が、いかにも偉大な人物のように見せかけたため、四百人ほどの者が仲間になりましたね。 ところが結局、当の本人は殺され、一味も、散り散りばらばらになりました。