使徒行伝 9:35-41 JLB

35 ルダとサロン一帯に住む人々はみな、アイネヤが元気に歩き回っている姿を見て、主イエスを信じるようになりました。

36 そのころ、ヨッパの町にドルカス〔かもしか〕という名の婦人が住んでいました。 クリスチャンで、いつも貧しい人たちのことに心を配り、何かと親切にしていました。 

37 ところが、このドルカスが病気で死んでしまったのです。 友人たちは、葬式の準備をし、遺体を二階に安置しました。 

38 ちょうど、ペテロが近くのルダにいるということなので、使いを出し、ぜひヨッパまで足を伸ばしてほしいと頼みました。 

39 ペテロは快く承知しました。 彼がヨッパに着くやいなや、人々は待ちかねたように、遺体が安置されている二階の部屋まで連れて上がりました。 そこは、生前ドルカスがめんどうを見てやった婦人たちで、いっぱいでした。 みな、ドルカスに作ってもらった服などを見せ合っては、涙にくれています。 

40 ペテロは、みんなを部屋から出し、やおらひざまずいて祈り始めました。 それから遺体のほうを向き、「起きなさい。 ドルカス」と声をかけました。 すると、なんということでしょう。 彼女が目を開けたのです! ペテロをじっと見、体を起こしたのです! 

41 ペテロは、いたわるように手を取って立たせ、一同を呼び入れました。 あっけにとられた人々の前に、ドルカスが立っています……。