オバデヤ書 1:1-7 JLB

1 神様は、幻によって、これからエドムの地に起こることを、オバデヤにお示しになりました。オバデヤはこう言いました。 「神様は、国々に使者を遣わして、次のようにお命じになりました。 『よく聞け。 討伐軍を動員し、エドムを滅ぼすのだ。』」

2 エドムよ。 わたしはおまえを切り刻み、国々の間で小さい者とし、物笑いの種にしよう。

3 おまえは人が寄りつけないような高い断崖に住んで、高慢になっている。 「だれも、ここまでは登って来られない」と高をくくっている。 思い違いをするな。 

4 おまえが鷲のように高く舞い上がっても、星の間に巣を設けても、わたしはおまえを引きずり降ろす。そう神様はお語りになるのだ。

5 夜中に強盗に襲われるほうが、まだましだ。 やつらは根こそぎ持って行きはしないから。 あるいは、ぶどう園の実をぜんぶ盗まれるほうが、まだましだ。 少なくとも落ちた実だけは残るだろうから。 

6 だがおまえは、虱つぶしに捜し回られ、残らず取り上げられる。宝はすべて見つけ出され、持ち去られる。

7 同盟者がこぞって反旗をひるがえし、この地からおまえを追い出そうとする。 平和を約束しながら、陰では滅ぼすことをたくらんでいる。 信頼する友が罠をしかけ、おまえたちの反撃は、ことごとく失敗に終わる。