4 山々は、火に投げ込まれた蝋のように神様の足の下で溶け、水のように丘の上から谷へ流れ込む。
5 どうして、こんなことが起こるのか。 積もり積もったイスラエルとユダの罪のせいだ。 どんな罪か。 それぞれの首都サマリヤとエルサレムを中心に行なわれている、偶像崇拝と虐待だ。
6 だから、サマリヤの町は完全に破壊され、瓦礫の山となる。 だだっ広い原野となり、その通りも畑にされ、ぶどうを植えるために掘り返される。 神様はイスラエルの城壁と要塞をこわし、土台をあばき、その石を谷底へ投げ捨てる。
7 刻んだ像は一つ残らず粉々に砕かれ、献金で建てたきらびやかな偶像の神殿は、跡形もなく焼き払われる。
8 わたしは、山犬の遠ぼえのように、声をあげて嘆こう。 まるで、夜、泣きながら砂漠を横切るだちょうのように。 悲痛と屈辱をかみしめながら、はだしで、しかも裸で歩こう。
9 わたしの国民の傷が、とても治せないほど深いからだ。 神様はエルサレムを罰しようと、すでにその門に立っておられる。
10 ガテの町はのろわれよ。 嘆き悲しむな。 ベテ・レアフラでは、恥ずかしさのあまりちりの中をころげ回れ。