ミカ書 6:5-11 JLB

5 忘れたのか。 モアブの王バラクが、ベオルの子バラムにのろわせて、おまえを滅ぼそうとした時のことを。 わたしはバラムに、おまえをのろうどころか、かえって祝福させたのだ。 このように再三再四、おまえに好意を示した。 シティムやギルガルで起こったことも、みんな忘れてしまったのか。 そこでも、どんなにおまえを祝福してやったことか。

6 おまえはこのように問う。 「私たちがしたことに対して、どんな償いをしたらよいでしょうか。 一歳の子牛をいけにえとしてささげ、神様の前にひれ伏したらよいでしょうか。」そんなことではだめだ。 

7 幾千の雄羊、幾万の川の流れに相当するオリーブ油をささげたら、喜んでいただけるだろうか。 神様は満足なさるだろうか。 長男をいけにえとしてささげたら、神様のきげんを直せるだろうか。 そして、罪を赦していただけるだろうか。もちろん、だめだ。

8 神様は、えこひいきせず、だれに対しても公平で、親切であること、また、謙そんになって神様とともに歩むことを、望んでおられる。

9 神様の御声はエルサレム中に響き渡る。 賢い人は聞け。 大軍が攻め寄せて来る。 神様がそうなさるのだ。

10 おまえの罪があまりにもひどいからだ。 人をだまして金を巻き上げることは、いつやめるのか。 悪者の家には、いんちきなはかりでもうけた、汚らわしい財宝がいっぱい詰まっている。 

11 そんな偽りの枡と欺きの重りとを使う商人に、「それでよい」などと言えるだろうか。 公正である神様が、どうして、そんなことをおっしゃれようか。