ルツ記 2:13-19 JLB

13  「ほんとうに、もったいのうございます。 使用人でもございませんのに、こんなにも親切にしていただいて……。」

14  昼食の時、ボアズはルツに、「さあ、いっしょにお食べ」と声をかけました。ルツが、刈り取る人たちと並んで腰をおろすと、ボアズは、食べきれないほどの食べ物を取り分けてくれました。 

15 そして、再び落ち穂拾いに立とうとすると、若者たちにこう命じてくれるのでした。「くれぐれも、あの女のじゃまはせんようにな。 束の間でも落ち穂を拾わせてやりなさい。 

16 そしてもっと拾いやすいように、わざと大麦の穂を抜き落としておくがいい。 つべこべ言ってはならんぞ。」 

17 こうしてルツは、一日中、そこで落ち穂を拾い集めました。 夕方になって、集めた大麦の穂を打ってみると、なんと三十六リットルの升に一杯分もあります。 

18 それを抱えて町へ戻り、しゅうとめに見せました。 また、昼食の残りも差し出しました。

19  「おやまあ、ずい分たくさんだこと!」 ナオミは思わず声をあげました。 「いったい、どこで拾って来たの。 こんなに親切にしてくださった方のために、心から神様に感謝しましょう。」 ルツはしゅうとめに、ボアズの畑に行ったことなど一部始終を話して聞かせました。