ルツ記 3:8-14 JLB

8 真夜中に目を覚ましたボアズは、びっくりして跳び起きました。 なんと、足もとに女が寝ているではありませんか。

9  「そこにいるのは、だれだっ!」「ルツでございます。 どうぞ、神様のおきてに従って私を妻にしてください。 あなた様はその権利がおありですわ。」

10  「あんたのようにすばらしい女を下さった神様に感謝しよう。 こんなにまでしてナオミに仕えてくれているとはなあ。 まだまだ若いのだから、金のあるなしは別にして、若い男に心をひかれても、不思議じゃない。 なのに、そんな気持ちは二の次にして、〔わしと結婚してナオミのために世継ぎを残そうというんだね〕。 

11 ルツさん、何も心配はいらないよ。 望みどおりにしてあげよう。 あんたがすばらしい女だってことは、だれもが知ってるんだからね。 

12 ただ、一つだけ問題がある。 確かにわしは近い親戚には違いないが、もっと近い親戚もいるからな。 

13 とにかく今夜はここで休みなさい。 朝になったら、その人と話をつけることにしよう。 もしその人があんたを妻に迎えるというなら、それもよかろう。 義務を果たさせるまでだ。 だが、もし断わったら、わしが結婚しよう。 今ここで、はっきり神様に誓うよ。 だから安心して、朝までここでお休み。」

14  こうして、ルツは言われたとおりボアズの足もとに寝ましたが、夜明け前に起き上がりました。 ボアズが、「この打ち場に来たことをだれにも知られないように」と注意したからです。