哀歌 2:12-18 JLB

12 「何か食べたいよーっ!」と訴え、乳の出ない母の胸に顔を埋めます。 小さないのちは、戦場で傷ついた兵士のように消えていきます。

13 今までこんな悲しみがあったでしょうか。 エルサレムよ。 あなたの苦悩を何にたとえたらよいでしょう。 どのようにして慰めたらよいのでしょう。 傷は、海よりも深く、だれにもいやせません。

14 預言者どもは、うそで固めたことばかり話しました。 あなたの罪を指摘して、何とかしてあなたが奴隷にならないようにしようとは、努力しませんでした。 かえって、平気でうそをつき、万事がうまくいくと断言したのです。

15 道行く人たちはみな、あざけって頭を振り、「これが『世界でいちばん美しい都』とも、『全世界の喜び』とも呼ばれていた町なのか」とばかにします。

16 敵はあなたを笑い者にし、口をとがらせ歯ぎしりして、言います。「とうとう、この都を滅ぼしたぞ。 待ちに待った時がついにきた。この目で、都が倒れるのを見た。」

17 しかし、このようにしたのは、ほかならぬ神様です。 神様は、警告どおりのことをしたのです。 ずっと前から決めていた破壊するという約束を実現させたのです。 容赦なくエルサレムを滅ぼし、敵がこの町のことで喜び、自分たちの力を自慢するように仕向けたのです。

18  その時、人々は神様の前で泣きました。 エルサレムの城壁よ、昼も夜も、休みなく、ぞんぶんに泣きなさい。 涙が川となって落ちるまでに。