哀歌 2:15-21 JLB

15 道行く人たちはみな、あざけって頭を振り、「これが『世界でいちばん美しい都』とも、『全世界の喜び』とも呼ばれていた町なのか」とばかにします。

16 敵はあなたを笑い者にし、口をとがらせ歯ぎしりして、言います。「とうとう、この都を滅ぼしたぞ。 待ちに待った時がついにきた。この目で、都が倒れるのを見た。」

17 しかし、このようにしたのは、ほかならぬ神様です。 神様は、警告どおりのことをしたのです。 ずっと前から決めていた破壊するという約束を実現させたのです。 容赦なくエルサレムを滅ぼし、敵がこの町のことで喜び、自分たちの力を自慢するように仕向けたのです。

18  その時、人々は神様の前で泣きました。 エルサレムの城壁よ、昼も夜も、休みなく、ぞんぶんに泣きなさい。 涙が川となって落ちるまでに。

19 夜おきて、神様に叫びなさい。 神様に向かって両手を上げ、心を水のように注ぎ出しなさい。 飢えて路上にしゃがみ込んでいる子供たちのために、ひたすら祈りなさい。

20 神様、考え直してください。 このような仕打ちを受けている相手は、神様の国民ではありませんか。 母親が、ひざの上であやしたわが子を食べていいでしょうか。 祭司や預言者が、神殿の中で殺されていいでしょうか。

21 老人も幼い者も、男も女も、敵の剣にかかって路上に倒れています。 神様。 あなたが怒って容赦なく殺したのです。