14 今では、この連中は血にまみれ、触れるものは何でも汚しながら、あてもなく町の中をさまよい歩いています。
15 彼らを見て、人々は「あっちへ行け。 汚らわしい」とわめきます。 彼らは遠い国へ逃げて行き、外国人の居留地をさまよい歩きます。 しかし、どこへ行っても仲間はずれで、だれひとり居住権を与えてくれません。
16 神様は彼らにつらくあたり、援助の手を伸べるのを差し控えました。 彼らが、神様に最後まで忠実だった祭司や長老たちを迫害したからです。
17 私たちは、同盟国が助けに来るのを待っていましたが、来てくれませんでした。 期待に反して、一番あてにしていた国さえ、少しも動こうとしませんでした。
18 一歩外に出れば、身の危険にさらされどおしです。 私たちの最期は間近です。 余命いくばくもありません。 私たちは滅亡の宣告を受けています。
19 敵はわしより速く飛ぶので、たとい山へ逃げても、すぐ見つかります。 たとい荒野に隠れても、先回りして待っています。
20 杖とも頼む、神に油を注がれた王は、敵の罠にかかって捕まりました。 この偉大な王の保護があれば、どんな国が来ても大丈夫だ、と自慢していたのに。