8 そんな連中といっしょに戦いに出たら、どんなによく戦っても負けます。 神様には、助ける力もあれば、倒れさせる力もあるのです。」
9 「だが、あの金が惜しい! 金のことは、どうしたらよいだろう。」「神様は、それ以上のものを陛下に与えることが、おできになります!」
10 そこでアマツヤ王は、傭兵を郷里のエフライムへ帰したのです。このことで、彼らは侮辱されたと思い、ひどく腹を立てました。
11 王は勇気を出し、軍隊を率いて塩の谷へ行き、そこでセイルから来た一万人を殺しました。
12 ほかにも一万人を生け捕りにし、がけから突き落としたので、みな谷底の岩でばらばらになりました。
13 一方、強制送還されたイスラエルの兵士は、ベテ・ホロンからサマリヤまでの地域にある、ユダの幾つかの町に侵入し、三千人を殺し、多くの戦利品を奪い去りました。
14 エドム人を血祭りにあげたアマツヤ王は、セイルの人々の偶像を持ち帰りました。 そればかりか、この偶像を神々として祭り、その前に頭を下げ、香までたいたのです。