民数記 7 JA1955

第7章

1 モーセが幕屋を建て終り、これに油を注いで聖別し、またそのすべての器、およびその祭壇と、そのすべての器に油を注いで、これを聖別した日に、

2 イスラエルのつかさたち、すなわち、その父祖の家の長たちは、ささげ物をした。彼らは各部族のつかさたちであって、その数えられた人々をつかさどる者どもであった。

3 彼らはその供え物を、主の前に携えてきたが、おおいのある車六両と雄牛十二頭であった。つかさふたりに車一両、ひとりに雄牛一頭である。彼らはこれを幕屋の前に引いてきた。

4 その時、主はモーセに言われた、

5 「あなたはこれを会見の幕屋の務に用いるために、彼らから受け取って、レビびとに、おのおのその務にしたがって、渡さなければならない」。

6 そこでモーセはその車と雄牛を受け取って、これをレビびとに渡した。

7 すなわち、ゲルションの子たちには、その務にしたがって、車二両と雄牛四頭を渡し、

8 メラリの子たちには、その務にしたがって車四両と雄牛八頭を渡し、祭司アロンの子イタマルに、これを監督させた。

9 しかし、コハテの子たちには、何をも渡さなかった。彼らの務は聖なる物を、肩にになって運ぶことであったからである。

10 つかさたちは、また祭壇に油を注ぐ日に、祭壇奉納の供え物を携えてきて、その供え物を祭壇の前にささげた。

11 主はモーセに言われた、「つかさたちは一日にひとりずつ、祭壇奉納の供え物をささげなければならない」。

12 第一日に供え物をささげた者は、ユダの部族のアミナダブの子ナションであった。

13 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

14 また十シケルの金の杯一つ。これには薫香を満たしていた。

15 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

16 罪祭に使う雄やぎ一頭。

17 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはアミナダブの子ナションの供え物であった。

18 第二日にはイッサカルのつかさ、ツアルの子ネタニエルがささげ物をした。

19 そのささげた供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

20 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

21 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

22 罪祭に使う雄やぎ一頭。

23 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはツアルの子ネタニエルの供え物であった。

24 第三日にはゼブルンの子たちのつかさ、ヘロンの子エリアブ。

25 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

26 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

27 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

28 罪祭に使う雄やぎ一頭。

29 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはヘロンの子エリアブの供え物であった。

30 第四日にはルベンの子たちのつかさ、シデウルの子エリヅル。

31 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

32 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

33 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

34 罪祭に使う雄やぎ一頭。

35 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはシデウルの子エリヅルの供え物であった。

36 第五日にはシメオンの子たちのつかさ、ツリシャダイの子シルミエル。

37 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

38 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

39 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

40 罪祭に使う雄やぎ一頭。

41 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはツリシャダイの子シルミエルの供え物であった。

42 第六日にはガドの子たちのつかさ、デウエルの子エリアサフ。

43 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

44 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

45 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

46 罪祭に使う雄やぎ一頭。

47 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはデウエルの子エリアサフの供え物であった。

48 第七日にはエフライムの子たちのつかさ、アミホデの子エリシャマ。

49 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

50 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

51 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

52 罪祭に使う雄やぎ一頭。

53 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはアミホデの子エリシャマの供え物であった。

54 第八日にはマナセの子たちのつかさ、パダヅルの子ガマリエル。

55 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

56 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

57 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

58 罪祭に使う雄やぎ一頭。

59 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはパダヅルの子ガマリエルの供え物であった。

60 第九日にはベニヤミンの子らのつかさ、ギデオニの子アビダン。

61 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

62 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

63 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

64 罪祭に使う雄やぎ一頭。

65 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはギデオニの子アビダンの供え物であった。

66 第十日にはダンの子たちのつかさ、アミシャダイの子アヒエゼル。

67 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

68 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

69 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

70 罪祭に使う雄やぎ一頭。

71 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはアミシャダイの子アヒエゼルの供え物であった。

72 第十一日にはアセルの子たちのつかさ、オクランの子パギエル。

73 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

74 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

75 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

76 罪祭に使う雄やぎ一頭。

77 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭、雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはオクランの子パギエルの供え物であった。

78 第十二日にはナフタリの子たちのつかさ、エナンの子アヒラ。

79 その供え物は銀のさら一つ、その重さは百三十シケル、銀の鉢一つ、これは七十シケル、共に聖所のシケルによる。この二つには素祭に使う油を混ぜた麦粉を満たしていた。

80 また十シケルの金の杯一つ、これには薫香を満たしていた。

81 また燔祭に使う若い雄牛一頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊一頭。

82 罪祭に使う雄やぎ一頭。

83 酬恩祭の犠牲に使う雄牛二頭。雄羊五頭、雄やぎ五頭、一歳の雄の小羊五頭であって、これはエナンの子アヒラの供え物であった。

84 以上は祭壇に油を注ぐ日に、イスラエルのつかさたちが、祭壇を奉納する供え物として、ささげたものである。すなわち、銀のさら十二、銀の鉢十二、金の杯十二。

85 銀のさらはそれぞれ百三十シケル、鉢はそれぞれ七十シケル、聖所のシケルによれば、この銀の器は合わせて二千四百シケル。

86 また薫香の満ちている十二の金の杯は、聖所のシケルによれば、それぞれ十シケル、その杯の金は合わせて百二十シケルであった。

87 また燔祭に使う雄牛は合わせて十二、雄羊は十二、一歳の雄の小羊は十二、このほかにその素祭のものがあった。また罪祭に使う雄やぎは十二。

88 酬恩祭の犠牲に使う雄牛は合わせて二十四、雄羊は六十、雄やぎは六十、一歳の雄の小羊は六十であって、これは祭壇に油を注いだ後に、祭壇奉納の供え物としてささげたものである。

89 さてモーセは主と語るために、会見の幕屋にはいって、あかしの箱の上の、贖罪所の上、二つのケルビムの間から自分に語られる声を聞いた。すなわち、主は彼に語られた。

チャプター

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36