ヘブル人への手紙 11:15-21 JLB

15 もし彼らに、この世の魅力ある生活に帰る気があったら、いつでも帰れました。 

16 しかし彼らは、そんなものには目もくれず、神様が用意された天の都を一心に見つめて生活しました。 それで神様は、彼らの神と呼ばれることを誇りとされたのです。

17 神様がアブラハムの信仰を試された時にも、アブラハムは最後まで、神様とその約束とを信じました。 彼は、息子のイサクを神様にささげ、祭壇の上で殺そうとまでしたのです。 

18 そうです。 まさにアブラハムは、イサクに刀を振りおろそうとしたのです。 このイサクを通して一つの国民となる子孫を与えるという、神様の約束があったにもかかわらず、少しもためらいませんでした。 

19 たといイサクが死んでも、神様はもう一度生き返らせてくださると信じていたのです。 まさに、そのとおりのことが起こりました。 イサクは確かに死ぬ運命にあったのに、生きたまま、再びアブラハムの手に戻されたのです。 

20 イサクが二人の息子ヤコブとエサウに、神様が将来、必ず祝福を与えてくださると確信したのも、信仰によることでした。

21 年老い、死を目前にしたヤコブは、信仰によって、杖にすがりながら立ち、神様に祈りをささげました。 そして、息子ヨセフの二人の子を、かわるがわる祝福しました。