コリント人への第一の手紙 15:26-32 JLB

26 その敵の中には、最終の敵である死も入っています。 死もまた、打ち破られ、とどめを刺されなければならないのです。 

27 というのは、キリスト様には、すべてのものを支配する権威が、父なる神から授けられているからです。 ただ、すべてのものと言っても、この支配権をお授けになった父なる神だけは、もちろんキリスト様の支配下に含まれません。 

28 キリスト様は、ついにあらゆる敵との戦いに勝利を収めると、神の子として、自分を父なる神の支配におゆだねになります。 それは、子にすべてを征服する力をお授けになった神様が、最終的に、最高の存在となられるためです。

29 もし死人の復活がないのなら、死んだ人のためにバプテスマ(洗礼)を受ける人たちには、何の意味があるのですか。 将来の死人の復活を信じてもいないのに、どうしてそんなことをするでしょう。

30 また、なぜ私たちは、いつも死に直面し、いのちの危険にさらされるのに、甘んじているのでしょうか。 

31 事実、私は毎日、死に直面しています。 このことは、あなたがたの主にある成長を、私が誇るのと同じように、確かなことです。 

32 もし私が、この地上の生涯のために、野獣――それはエペソの人たちのことですが――と戦ったのだとしたら、どれだけの価値があるでしょう。 死後の復活などありえないのなら、「大いに飲み食いして、愉快に過ごそう。 文句があるか。 どうせ明日は死ぬ身だ。 死ねば、何もかもおしまいなのだ」ということになります。