ヘブル人への手紙 11:24-25-31 JLB

24-25 信仰によって、モーセは成人した時、王子として扱われることを拒みました。 むなしい罪の快楽にふけるよりは、神の民と共に苦しむ道を選んだのです。 

26 彼は、エジプト全土の宝をわがものにすることよりも、やがて来ると約束されていたキリスト様のために苦しむほうが、はるかにすぐれていると考えました。 その目は、神様からの大きな報いに注がれていたのです。 

27 神様を信じていた彼は、王の怒りをも恐れず、エジプトの地をあとにしました。 わき目もふらずに、まるで、いっしょに歩まれる神様の姿を見ているかのように、前進しました。 

28 信仰によって、モーセは神様の指示どおり、人々に小羊を殺させ、その血を家々の門柱に注ぎかけました。 こうして、その家の長子は、神様から遣わされた恐ろしい死の使いから守られました。 しかしエジプト人の長子は、この死の使いによって全滅したのです。

29 イスラエルの人たちは、神様を信じて、紅海を、まるで、かわいた陸地を歩むように、まっすぐ渡りました。 しかし、追跡して来たエジプト人は、続いて渡ろうとして、一人残らずおぼれ死んだのです。

30 信仰によって、イスラエル人が、神様の命令どおり、七日間エリコの町の城壁を回ると、城壁はくずれ落ちました。 

31 売春婦ラハブは、神様とその力とを信じていたので、イスラエルのスパイを、自分の家にかくまいました。 その信仰によって、彼女は、神様への服従を拒んだエリコの住民が滅ぼされた時にも、救い出されたのです。