ヘブル人への手紙 11:30-36 JLB

30 信仰によって、イスラエル人が、神様の命令どおり、七日間エリコの町の城壁を回ると、城壁はくずれ落ちました。 

31 売春婦ラハブは、神様とその力とを信じていたので、イスラエルのスパイを、自分の家にかくまいました。 その信仰によって、彼女は、神様への服従を拒んだエリコの住民が滅ぼされた時にも、救い出されたのです。

32 これ以上、何をつけ加える必要があるでしょう。 ギデオン、バラク、サムソン、エフタ、またダビデ、サムエル、そのほかの多くの預言者の信仰について話し始めたら、いくら時間があっても足りません。 

33 彼らはみな、神様を信じました。 その信仰によって、戦いに勝ち、国々を征服し、正義の政治を行ない、神様が約束されたものを受け取ることができました。 ライオンの穴に投げ込まれても危害を受けず、 

34 燃えさかる炉に投げ込まれても、やけど一つしませんでした。 ある人は、危うく刀で切り殺されるところを救われました。 ある人は病弱の身であったのに、健康な体に変えられました。 ある人は、戦いでめざましい力を与えられ、攻め寄せる敵の軍隊をことごとく退散させ、大勝利を収めました。 

35 また中には、信仰によって、愛する者を死人の中から生き返らせていただいた女たちもいました。 また、さらにすぐれたいのちに復活するために、釈放など願わず、むち打ちや、死刑に甘んじた人たちもいました。 彼らは、神様を捨てて自由の身となるよりも、むしろ死を望んだのです。

36 またある人たちは、あざけられ、むち打たれ、さらに鎖につながれ、投獄されました。