ヘブル人への手紙 12:15-21 JLB

15 あなたがたのうちのだれも、神様の最高の祝福を見失わないように、互いに注意し合いなさい。 あなたがたの間に、苦々しい思いの根がはびこらないように、十分に警戒しなさい。 その根から出た芽は悩みの花を咲かせ、大ぜいの人の信仰生活に、害を及ぼすからです。 

16 まただれも、性的な罪にのめり込んだり、エサウのように神様に無関心にならないように、よく注意しなさい。 エサウは、ただ一度の食事のために、神様の祝福のしるしである、長子の権利を売りました。 

17 あとになって、後悔し、涙ながらにその権利を取り戻したいと願いましたが、遅すぎたのです。 このことを、決して忘れないようにしなさい。

18 あなたがたは、イスラエルの人たちが、シナイ山で神様からおきてを授けられた時のように、恐怖、燃える火、黒雲、暗やみ、たけり狂う嵐に、面と向かう必要はありません。 

19 そこでは、すさまじいラッパの音が響き、また神様の声がとどろきました。 それを聞いた人たちは、あまりの恐ろしさに、それ以上何もお語りにならないでくださいと、必死に頼んだのです。 

20 彼らは、「たとい動物でも、山に触れるものは殺されなければならない」という神様の命令におびえ、あとずさりしました。 

21 モーセさえ、この光景を目のあたりにして、恐怖に震えおののいたのです。