ヘブル人への手紙 2:12-18 JLB

12 イエス様は、旧約聖書の詩篇の中で、こう言っておられます。 「わたしは、父なる神のことを、兄弟たちに語ろう。 そして、声を合わせて神を賛美しよう。」 

13 また別の個所で、「兄弟たちと共に、神を信じよう」と言い、さらに「さあ、わたしはここにいる。 神が与えてくださった子供たちといっしょに」と述べておられます。

14 神様の子供である私たちは、血も肉もある人間です。 そこでイエス様も、血肉を持った人間の姿でお生まれになりました。 それは、人間として死ぬことにより、死の権力をふるう悪魔の力を打ち砕くためです。 

15 これだけが、死を恐れて、一生涯、恐怖の奴隷となっている人々を、救い出す方法だったのです。

16 私たちはみな、イエス様が、御使いとしてではなく、一人の人間、一人のユダヤ人として来られたことを知っています。 

17 イエス様には、あらゆる点で、兄弟である私たちと同じになることが、どうしても必要だったのです。 そうしてはじめて、イエス様は、私たちにとってはあわれみ深く、神様にとっては忠実な大祭司として、私たちの罪を取り除くことができたのです。 

18 自ら、試練と非常な苦しみを体験された主イエス様は、試練にあえいでいる私たちの苦しみをよく理解して、実にみごとに助けてくださるのです。