ヘブル人への手紙 8:1-7 JLB

1 以上書いてきたことを要約すると、次のようになります。 私たちの大祭司はキリスト様であり、現在、天で、神様の次に名誉ある地位についておられます。 

2 このお方は、人間の手によらず、主によって建てられた天の神殿で、祭司の仕事をしておられます。

3 大祭司の務めは、供え物といけにえとをささげることです。 ですからキリスト様も、その務めをなさいます。 

4 この方のいけにえは、地上の祭司たちがささげるいけにえより、はるかにまさっています。 〔しかし、もしキリスト様が、今なお地上におられるとしたら、決して祭司にはなられなかったでしょう。 この地上には、ユダヤ人の古いいけにえの制度を守る祭司がいるからです。〕 

5 地上の祭司が奉仕する神殿は、天にある本物の神殿をまねて造ったものにすぎません。 幕屋を建てようとしたモーセは、シナイ山で神様から指示を受け、天にある幕屋の型に寸分違わぬものを造るように、と警告されたからです。 

6 しかし今、キリスト様は天における祭司として、古いおきてに従っている祭司たちより、はるかに重要な任務をゆだねられています。 なぜなら、キリスト様が私たちに伝えてくださる神様の新しい契約には、さらにすばらしい約束が含まれているからです。

7 古い契約は、もはや無効になりました。 もし効力があれば、別の新しい契約を立てる必要はなかったでしょう。