12-13 イエスは、「まずエリヤが来て道を整えるというのはほんとうです。 実際、エリヤはもう来たのです」とお答えになりました。 そして、エリヤは預言どおり、人々からひどい仕打ちを受けたのですと説明されてから、「では、メシヤが、さんざん苦しめられ、ひどく軽べつされるという預言はどういうことでしょうか」とお尋ねになりました。山を降りたイエス
14 四人が弟子たちのところに帰ってみると、大ぜいの群衆に囲まれて、弟子たちと数人のユダヤ人の指導者たちが論争のまっ最中でした。
15 人々は、イエスの姿を見て驚き、すぐに駆け寄り、あいさつしました。
16 「何を議論しているのですか」と、イエスはお尋ねになりました。
17 すると一人の男が、こう答えました。 「先生。 あなた様に息子を治していただこうと連れてまいりました。 息子は悪霊に取りつかれていて、ものを言うことができません。
18 この悪霊が取りつくと、どこであろうと、あたりかまわず押し倒すので、息子は口からあわを吹き、歯ぎしりして、体を硬直させてしまいます。 お弟子さんたちに、何とか悪霊を追い出してくださいとお願いしたのですが、だめでした。」
19 「ああ、なんと信仰の薄い人たちでしょう。 いつまで、あなたがたといっしょにいなければならないことでしょうか。 さあ、その子を連れて来なさい。」