1-2 いよいよ運命の日、二月二十八日がきました。 王の二つの勅令が発効する日です。 この日、ユダヤ人を血祭りにあげようと意気込んでいた敵の立場は、全く逆転してしまいました。 ユダヤ人は自衛のために、全国各地の町々に結集しました。 ところが、あえて手出しする者は一人もありません。 全国民がユダヤ人を恐れていたからです。
3 諸州の指導者層である総督、役人、従臣たちはみな、モルデカイを恐れていたので、進んでユダヤ人に手を貸してくれました。
4 今やモルデカイは、宮中で飛ぶ鳥を落とす勢いであり、その名声は津々浦々に鳴り響き、しかもますます勢力を伸ばしていたのです。
5 ユダヤ人は、決起の日がくるといっせいに行動を起こし、片っぱしから敵をなぎ倒しました。
6 シュシャンでは五百人が殺されました。