1 ふと気がつくと、神殿の前にひれ伏して、涙ながらに祈り、告白をしている私の回りを、男や女、子供までが、幾重にも取り囲み、いっしょに泣いているではありませんか。
2 エラム族のエヒエルの息子シェカヌヤが、まず口火を切りました。「ほんとうに、神様を裏切ってしまいました。 異教徒の女と結婚してしまいました。 けれども、まだ希望はあります。
3 私たちは異教徒の妻と離婚し、子供たちも手放すと、神様の前で約束いたします。 あなたや、同じく神様を恐れる人々のご命令に従います。 神様のおきてを守ります。
4 どうか力を奮い起こし、これからどうすればよいか指示してください。 何でも、おっしゃるとおりにいたします。」
5 そこで、私は立ち上がり、祭司、レビ人、一般人の指導者たちに、シェカヌヤのことばどおり実行すると誓ってくれ、と呼びかけました。だれもが、うなずきました。
6 そのあと、私は神殿のヨハナンの部屋に入り、飲まず食わずで過ごしました。 捕囚から帰還した人々の罪を悲しんだからです。
7-8 すぐに、ユダとエルサレムに布告が出されました。 だれもが三日以内にエルサレムに出頭すること、出頭を拒む者は財産を没収され、追放される、という内容のものでした。
9 三日以内の十二月四日には、ユダとベニヤミンの男子は全員やって来て、神殿の広場に座りましたが、事の重大さと、折りからの大雨のために震えていました。
10 私は立ち上がり、こう宣言しました。「異教徒の女と結婚したあなたがたは、罪を犯したのです。 かつてないほど深刻な、神様の責めを受けています。
11 先祖代々の神様に、罪を告白しなさい。 そして、そのご命令どおりにしなさい。回りにいる異教徒や女たちに近寄ってはならない。」
12 すると、人々はいっせいに立ち上がりました。 「おっしゃるとおりにいたします。
13 ただ、一日、二日でけりのつくことでもございません。 大ぜいがこの罪深い事件にかかわってしまったからです。雨も激しいので、これ以上ここに立ってもいられませんが、
14 指導者をとおして、お取り調べください。 異教徒の妻をめとった者は、所定の時刻に、町の長老や判事を伴って出頭いたします。 こうすれば、個々の事例に判決を下し、万事てきぱきと解決できます。 神様の激しい御怒りも、やがて静まるでしょう。」
15 異議を申し立てたのは、アサエルの息子ヨナタンとティクワの息子ヤフゼヤ、メシュラム、レビ人シャベタイだけでした。
16-19 結局、この件は次のように処理されました。 裁判官には氏族の指導者数名と私が任命され、十二月十五日から三月十五日まで、調査を続けました。次にあげるのは、異教徒の女をめとった祭司の名前です。 一同は妻と離婚すると誓い、あやまちを認めて、雄羊をいけにえにささげました。マアセヤ、エリエゼル、ヤリブ、ゲダルヤ
20 イメルの息子ハナニとゼバデヤ
21 ハリムの息子マアセヤ、エリヤ、シェマヤ、エヒエル、ウジヤ
22 パシュフルの息子エルヨエナイ、マアセヤ、イシュマエルネタヌエル、エホザバデ、エルアサ
23 レビ人のうちでは、エホザバデ、シムイケリタとも呼ばれるケラヤ、ペタヘヤ、ユダ、エリエゼル
24 歌手ではエルヤシブ門衛ではシャルム、テレム、ウリ
25 一般市民では、パルオシュ族のラムヤ、イジヤ、マルキヤミヤミン、エルアザル、マルキヤ、ベナヤ
26 エラム族では、マタヌヤ、ゼカリヤ、エヒエル、アブディエレモテ、エリヤ
27 ザト族では、エルヨエナイ、エルヤシブ、マタヌヤエレモテ、ザバデ、アジザ
28 ベバイ族では、ヨハナン、ハナヌヤ、ザバイ、アテライ
29 バニ族では、メシュラム、マルク、アダヤ、ヤシュブシェアル、ラモテ
30 パハテ・モアブ族では、アデナ、ケラル、ベナヤ、マアセヤマタヌヤ、ベツァルエル、ビヌイ、マナセ
31-32 ハリム族では、エリエゼル、イシヤ、マルキヤ、シェマヤシメオン、ベニヤミン、マルク、シェマルヤ
33 ハシュム族では、マテナイ、マタタ、ザバデ、エリフェレテエレマイ、マナセ、シムイ
34-42 バニ族では、マアダイ、アムラム、ウエル、ベナヤ、ベデヤケルフ、ワヌヤ、メレモテ、エルヤシブ、マタヌヤ、マテナイヤアサイ、バニ、ビヌイ、シムイ、シェレムヤ、ナタン、アダヤマクナデバイ、シャシャイ、シャライ、アザルエルシェレムヤ、シェマルヤ、シャルム、アマルヤ、ヨセフ
43 ネボ族では、エイエル、マティテヤ、ザバデ、ゼビナヤダイ、ヨエル、ベナヤ
44 以上が異教徒の女をめとった者たちで、妻との間に子供が生まれたケースも多くありました。