エズラ記 9:4-10 JLB

4 すると、神様を恐れる多くの人が、人々の罪のことで私のところへやって来て、夕方のいけにえをささげる時まで、そばを離れようとしませんでした。

5  ついに私は、どうしたらよいかもわからないまま、神様の前に出ました。 そして、ひざまずき、両手を差し伸べて、 

6 叫んだのです。 「ああ、神様、何と申し上げたらよいのでしょう。 とても顔向けできません。 私どもの罪は背丈よりも高く積もり、悪行は天空のように際限なく広がっております。 

7 私どもの歴史はすべて罪の歴史であり、歴代の王や祭司が異教徒の王の手で葬られたのも、このためです。 そのあげく捕囚の身となり、略奪をほしいままにされ、はずかしめを受けました。 ご覧のとおりのざまでございます。 

8 しかし、神様は今、平和のひと時を与えてくださいました。 少数の者が捕囚からエルサレムに戻ることを、お許しになったのです。 喜びを与え、奴隷の身に、新しい世界を開いてくださいました。 

9 確かに、私どもは奴隷でした。 しかし、愛と恵みに富む神様は、そのまま見捨てたりせず、かえって、ペルシヤ王が私どもに好意をいだくようにしてくださったのです。 王たちは神殿の再建事業を助け、エルサレムをユダの要塞の町と認めてくれました。

10  ですが、それにもかかわらず、神様、こんなことになってしまい、何と申し上げたらよろしいのでしょう。 またしても、ご厚意を踏みにじり、おきてを破るようなまねをしでかしました。