10 ほかの者はだれも、同胞のユダヤ人には、利子も取らずに金や穀物を貸してやっているんだぞ。 こんな高利貸しみたいなまねはやめてくれ。
11 畑、ぶどう園、オリーブ園、家をみな返し、証文を破ってやってくれ。」
12 彼らはうなずき、土地を抵当に取ったり、子供を売らせたりしないで同胞を助ける、と約束しました。 そこで、祭司たちを召集し、正式に誓わせました。
13 違反者には神様からのろいが下るように、とも祈りました。「もしこの誓いを破ったら、神様が君たちの家と暮らしをめちゃめちゃにされるように。」国民は全員「アーメン」と叫んで、神様を賛美しました。 金持ちは誓いを実行に移しました。
14 ついでながら、ここで言っておきたいのですが、アルタシャスタ王の治世の第二十年から三十二年までの十二年間、ユダの知事を務めた私は、その間、副官ともども、イスラエル人からは、一銭も給料や援助を受け取りませんでした。
15 これは、前任の知事が食糧とぶどう酒、一日三万円の手当を要求し、家来たちもやりたい放題、住民を虐待したのとは対照的です。 神様を恐れる私は、そんなことはしませんでした。
16 ひたすら城壁工事に励んだのであって、土地の投機に手を出すなど、ありえないことでした。 家来にも、工事に専念するよう命じました。