士師記 14:16-20 JLB

16  そうまで言われては、夫に泣きすがるほかありません。 「いったい、あなたは私を愛してくださってるの。 村の人たちになぞをかけておいて、私には種明かしをしてくださらないんですもの……。」「実は、両親にも教えてないんだよ。 おまえにだって話せんよ。」

17  そう言われても、彼女は残りの祝宴のあいだ中サムソンのそばで涙にくれ、とりすがりました。 ついに七日目、彼はとうとう種明かしをしてしまったのです。 彼女がそれを例の若者たちに教えたことは、言うまでもありません。 

18 七日目の日没前、彼らはサムソンに答えました。「はち蜜よりも甘い物は何か。 ライオンよりも強いものは何か。」サムソンは憤然として言い返しました。 「私の若い雌牛で耕さなかったら、このなぞは解けなかっただろう。」

19  その時、神の霊がサムソンに下りました。 彼はアシュケロンの町へ行き、三十人を殺して着物を奪い、なぞを解いた若者たちにくれてやりました。 おさまらないのはサムソンです。 腹立ちまぎれに、妻を放っておいて、両親の家へ帰ってしまいました。 

20 すると妻のほうでも、サムソンとの結婚式に立ち合ってくれた仲間と結婚してしまったのです。