21 敵の大軍は大混乱に陥り、右往左往し、悲鳴をあげて逃げ出しました。 イスラエル軍は、ただ立って見守るだけでよかったのです。
22 大混乱の中で、神様は片っぱしから同士打ちをさせたので、まさに修羅場と化してしまいました。 生きのびた連中は、やみにまぎれてツェレラ近くのベテ・ハシタや、タバテに近いアベル・メホラの境界まで逃げて行きました。
23 ギデオンは、ナフタリ、アシェル、マナセの軍隊を呼び寄せ、逃走中のミデヤン軍を追撃して滅ぼせと命じました。
24 また、エフライムの山地全域に使者を送り、ベテ・バラにあるヨルダン川の渡し場を押さえる手配をさせました。 ミデヤン軍の退路を閉ざそうというのです。
25 ミデヤン軍の二人の将軍、オレブとゼエブが捕まりました。 オレブは、今ではオレブと呼ばれるようになった岩の上で殺され、ゼエブも、今はゼエブと呼ばれる酒ぶねの中で殺されました。 こうしてイスラエル軍は、ヨルダン川の西側にいたギデオンのもとへ、二人の首を届けました。