11 また、次のようなお告げがありました。
12-13 「イスラエルの反逆者どもに問え。 この二羽のわしのなぞが何を意味するか、わからないのか。 それなら、わたしが教えよう。 〔最初のわしは〕バビロンの王ネブカデネザルだ。 彼はエルサレムに攻めて来て、〔木のてっぺんの若枝である〕王と王子たちを捕らえ、バビロンへ連れて行った。 ネブカデネザル王は王家の一人〔ゼデキヤ〕と契約を結び、忠誠を誓わせた。 その若枝を摘み取って、大きな川のそばの肥えた地に植えた。 これは、イスラエルの政治的指導者たちを捕囚として連れ去ったことを指す。
14 イスラエルが再び力をつけ、反逆することがないようにしたのだ。 こうして、イスラエルはその契約を守ることにより、かろうじて国としての体面を保ち、その立場を認められた。
15 ところが、ゼデキヤはバビロンに反逆を企て、ネブカデネザルと戦うため、〔もう一羽のわし〕エジプトに使者を立て、大軍と馬の救援を求めた。 このように約束を破って、イスラエルは繁栄し、存続できるだろうか。
16 とんでもない! 神様はこうお語りになります。 わたしは生きている。 イスラエルの王は必ず死ぬ。 〔ネブカデネザルは、その木を根こそぎ引き抜いてしまう。〕 ゼデキヤは、自分を王位につけてくれた王の住むバビロンで死ぬ。 この王との契約をないがしろにし、それを破ったからだ。
17 バビロン王が再びエルサレムを包囲し、そこに住む大ぜいの者を虐殺しても、エジプト王とその軍勢は、イスラエルを助けてはくれない。
18 イスラエルの王は忠誠を誓いながら、あとでその約束を破ったからだ。 彼は罰を免れない。