23 エルサレムはバビロンの裏切りを理解できないだろう。 どうして占い師が、こんな恐ろしいまちがいをしでかしたのか。 バビロンはユダの同盟国ではないか。 エルサレムを守ると約束してくれたではないか。 だがバビロンの王には、ユダの国民が反逆した時のことしか念頭にないのだ。 王はユダを攻め、国民を滅ぼす。
24 神様はこうお語りになります。 再三再四、おまえたちの有罪が宣告されている。 人前もはばからず、ぬけぬけと悪を行なっているからだ。 おまえたちはどこへ行っても、何をしても、悪いことばかりしている。 今こそ、罰を受ける時がきた。
25 ああ、悪にまみれたイスラエルの王ゼデキヤよ。 さあ、年貢の納め時だ。
26 神様がこうお語りになります。 宝石をちりばめた冠を取り去れ。 世の中がひっくり返る。 今や、貧乏人が高い地位に着き、金持ちが低くされる。
27 わたしはユダの王国を根底からくつがえす。 たとい新しい体制が生まれても、それに権威を授ける者が現われるまで、決して国は確立しない。 わたしが、その者にあらゆる権威を与えるのだ。
28 ちりの子よ、アモン人にも預言せよ。 彼らはわたしの国民が苦しんでいる時、それをあざ笑っていた。 彼らにこう言え。おまえたちを切るために、わたしの剣がさやから抜き放たれた。 その剣は鋭く研ぎすまされ、いなずまのように光っている。
29 おまえたちの占い師や偽預言者どもは、おまえたちの神々がバビロンの王の手から救ってくれるから、『安全だ。 心配はない』とうそをついた。 こうして、おまえたちを他の悪者ともども死に追いやったのだ。 最後の罰の下る日がくる時、おまえたちは傷ついて死ぬ。