エゼキエル書 33:24-30 JLB

24 「ちりの子よ。 廃墟と化したユダの町々に残って散り散りに住んでいる者たちは、『アブラハムはたった一人で、この地全体を所有していた。 これだけ大ぜいいれば、この地を取り返せないはずはない』と息まいている。 

25 しかし、神様はこうお語りになります。おまえたちは悪いことをしているのだから、何の力もない。 血がついたままの肉を食べ、偶像を礼拝し、人を殺している。 それでも、わたしがその地を与えると思っているのか。 

26 人殺し! 偶像礼拝者! 姦淫を行なう者! そんなおまえたちが、この地を所有できるだろうか。

27 彼らに告げよ。 神様はこうお語りになります。 わたしは生きている。 あの廃墟に住んでいる者は必ず剣に倒れる。 原野に住んでいる者は野獣のえじきとなり、要害やほら穴にいる者は伝染病にかかって死ぬ。 

28 わたしはその地を荒廃させ、彼らの高慢の鼻をへし折り、その力にとどめを刺す。 イスラエルの山地にある村々は荒れ果てて、通る人もいなくなる。 

29 わたしが彼らの罪のゆえにその地を滅ぼす時、彼らは、わたしが神であることを知る。

30 ちりの子よ。 あなたの同胞は、あなたの陰口をたたいている。 家や戸口で、ひそひそ話している。 『なあ、神様がどんなことを言っておられるか、あいつに聞くのもおもしろいぞ。 ひとつ聞いてみようじゃないか』と。