列王紀下 17:27-28-34 JLB

27-28 王は、サマリヤから捕らえ移した祭司をイスラエルに帰らせ、新しい住民に、神様のおきてを教えることにしました。 そんなわけで、祭司の一人がベテルに帰り、バビロンからの移住者に、神様を礼拝する方法を教えました。

29  それでも、移住者たちは、同時にめいめいの神をも拝んだのです。 神の像は自分たちが住む町の近くにある、丘の上の礼拝所に安置しました。 

30 バビロンから来た人々はスコテ・ベノテ神、クテから来た人々はネレガル神、ハマテから来た人々はアシマ神というぐあいにです。 

31 アワ人はニブハズ神とタルタク神の像を拝み、セファルワイムから来た人々は、アデラメレク神とアナメレク神の祭壇に、わが子を火で焼いてささげました。

32  彼らは、一方ではイスラエルの神様を礼拝し、他方では同僚の中から祭司を任命して、丘の上の祭壇でいけにえをささげさせました。 

33 このように、いぜんとして、出身国の宗教慣習を守り続けていたのです。 

34 この傾向は今も残っています。 彼らは、心から神様を礼拝するのでもなく、のちにイスラエルと改名したヤコブの子孫に与えられた、神様の教えを守るのでもなく、ただ、昔からの故国の風習に従っていただけです。