18 三人は、ヒゼキヤ王とじきじきに話し合うことを望みましたが、王は自分の代わりに、官房長官エルヤキム、書記官シェブナ、史官ヨアフを休戦交渉の代表として送りました。
19 アッシリヤの将軍は、次のようなことづけを王に伝えました。「アッシリヤの大王の仰せだ。 『余の手からおまえを助け出せる者はいない。
20-21 外国の口先だけの援助をあてにして、余に反逆するとは、もってのほかだ。 同盟国の中で、どの国が実際にその約束を果たしてくれよう。 エジプトだって。 もしエジプトを頼りにしているなら、それこそ大へんだ。 エジプトは葦の杖にすぎない。 おまえの重みでぽっきり折れ、かえって手を突き刺すだろう。 エジプト王など、少しも当てにならんやつだ。
22 それとも、「きっと神様が助けてくださる」と思っているのではあるまいな。 だったら次のことを忘れるな。 その神とは、おまえが取り除いた丘の上の祭壇の神々と同じだ。 そんな神を、エルサレムの祭壇で拝めと命じているとは、あきれ果てたものだ。』
23 そこで、どうしたらよいか教えてやろう。 わが主君アッシリヤ王と賭けをするがよい。 そちらが馬に乗れる者二千人を用意するなら、こちらで二千頭の馬を出そう。
24 おまえたちの小さな軍隊では、わが主君の軍隊の最小部隊を指揮する最下位の将校さえ、脅かすことはできまい。 たとい、エジプトが馬や戦車を出してくれたとしても、それが何の助けになるのか。
25 考え違いをしてもらっては困る。 われわれは野心をいだいて来たのではないぞ。 全くとんでもないことだ。 神様が、『攻め上って滅ぼせ』とばかり、われわれを送り出されたのだ。」