列王紀下 2:8-15 JLB

8 エリヤが外套を丸めて、ヨルダン川の水を打つと、川の水が分かれたので、二人はかわいた土の上を渡って行きました。

9  向こう岸に着くと、エリヤはエリシャに言いました。 「わしが天に行く前に、どんなことをしてやろうかの。」「どうぞ、先生の二倍の預言の力を、お授けください。」

10  「難しいことを注文するものだ。 わしが取り去られる様子を見ることができたら、願いはかなえられるぞ。 じゃが、見られなければだめじゃな。」

11  二人が話しながら歩いていると、突然、火の馬に引かれた火の戦車が、二人の間に割り込みました。 こうして、エリヤはたつまきに乗って天にのぼって行ったのです。

12  エリシャはその姿をじっと見つめ、「わが父! わが父! イスラエルの戦車と騎兵よ!」と絶叫しました。エリヤの姿が見えなくなると、エリシャは着物を引き裂きました。 

13-14 それから、エリヤの外套を拾い上げ、ヨルダン川のほとりに引き返し、その外套でヨルダン川の水を打ったのです。「エリヤの神様は、どこにおられますか」と、大声をあげると、水が両側に分かれたので、歩いて川を渡りました。

15  エリコの若い預言者たちはこれを見て、口々に「エリヤの霊がエリシャに臨んだ!」と叫び、エリシャを迎えに出て、ていねいにおじぎしました。