列王紀下 8:3-9 JLB

3 ききんが終わると、イスラエルに戻り、自分の家と畑を返してくれるよう、王に願い出ました。 

4 彼女が王のところへ来た時、たまたま王は、エリシャのしもべゲハジと話している最中でした。王はゲハジに、「エリシャが行なったすばらしいことを、聞かせてくれ」と頼んだのです。 

5 ゲハジは、エリシャが子供を生き返らせた時のことを話していました。 ちょうどそこへ、その子供の母親が入って来たというわけです。ゲハジは思わず叫びました。 「陛下! 今、その女がここにおります。 先生が生き返らせたのは、この子です!」

6  「しかと相違ないか」と尋ねられ、彼女が、「そのとおりでございます」と答えると、王は家来に命じました。 「この女が所有していた物を、ぜんぶ返してやるがよい。 留守の間の収穫に見合うだけの作物もだ。」

7  そののち、エリシャはシリヤの首都ダマスコへ行きました。 時に、シリヤのベン・ハダデ王は病床に伏していましたが、だれかが、「あのイスラエルの預言者がまいりました」と告げたのです。

8  それを聞いた王は、ハザエルに言いつけました。 「その預言者に贈り物を持って行き、わしの病気が治るかどうか、神様に伺いを立ててもらってくれ。」

9  ハザエルは、贈り物として、土地の最上の産物をらくだ四十頭に載せて行き、エリシャに尋ねました。 「ベン・ハダデ王が、病気は治るかどうか、お伺いを立ててほしい、と申しております。」