士師記 1:1-9 JLB

1  ヨシュアの死後、イスラエル国民は神様から指示を仰ごうとしました。「カナン人と戦うには、まずどの部族が出陣すればよいのでしょうか。」

2  「ユダ部族だ。 彼らに、輝かしい勝利を約束しよう。」

3  ところが、ユダ部族の指導者たちは、シメオン部族に加勢を求めたのです。 「われわれの割り当て地に住むやつらを追っ払うのに、力を貸してほしい。 その代わり、君らが戦う時には必ず応援するよ。」 そんなわけで、シメオンとユダの軍隊は、合流して出陣したのです。 

4-6 神様のお助けによるのでしょう、彼らはカナン人とペリジ人を打ち破ることができました。 このベゼクでの戦闘で、なんと一万人もの敵が殺されたのです。 アドニ・ベゼク王は逃げ出したものの、すぐ捕らえられ、手足の親指を切り取られてしまいました。

7  「わしもこうやって、七十人もの王の親指を切り取り、わしの食卓から落ちるパンくずを食べさせたものだが、いま神様は、そのつけを回してこられたというわけだ」と、王は嘆きました。 王はエルサレムへ連れて行かれ、そこで息を引き取りました。

8  ユダ部族はエルサレムを占領し、住民を殺し、町に火をかけました。 

9 そののちユダの軍隊は、低地に住むカナン人を攻めたばかりか、山地やネゲブのカナン人とも戦いました。