18 「何をするんだ」と、若い祭司は詰め寄りました。
19 「どうか、おとなしく私どもと共においでください。 われわれ全員の祭司におなりなさい。 あなただって、一軒の家でたった一人に仕えるより、部族全体の祭司になるほうがよいのじゃありませんか。」
20 祭司は喜んで誘いに応じ、エポデやテラフィム、それに彫像を持ち去りました。
21 一行はそこを引き揚げ、子供、家畜、家財などを隊列の先頭に立て、先を進みました。
22 ミカの家からかなり離れたころ、ミカと近所の人々が追いかけて来て、
23 大声で叫びました。「待て!」「いったいどうなさるおつもりですか。 ずいぶんものものしいですな。」
24 「『どうなさるおつもりか』とは、しらじらしい! 私の神々から祭司まで、いっさいがっさい持ち出しておきながら。 うちは空っぽになったじゃないか!」