士師記 18:2-8 JLB

2 そこで、ツォルアとエシュタオルの町から勇士五人を選び、定住しようとする地を偵察させました。 エフライムの山地に着いた五人は、ミカの家に宿をとりました。 

3 そして、レビ人なまりの若者に気づき、かたわらに呼んで尋ねたのです。 「ここで何をしてるんですか。 なんでこんな所にいるんです?」 

4 若者はミカとの取り決めについて話し、ミカの私的な祭司であることを告げました。

5  「そうですか。 それなら、わしらの旅が成功するかどうか、ひとつ神様にうかがってくれませんか。」

6  「いいでしょう。 ……これはこれは、首尾は上々ですな。 神様は皆さんを、おこころにかけていらっしゃいますよ。」

7  やがて五人は、ライシュの町に入り込みました。 そして、住民がみな安穏と暮らしているのに気づきました。 生活ぶりもフェニキヤ人らしく、たいそう裕福なものでした。 この辺では、脅威を感じるほどの強い部族もなかったので、無防備同然で、安心しきっていました。 その上、シドンにいる同族とも遠く離れ、近隣の村々ともほとんど交渉を断っていたのです。 

8 偵察に来た五人は、ツォルアとエシュタオルへ帰りました。待ち受けていた人々は尋ねました。 「どうだった、向こうの様子は?」