士師記 2:1-7-9 JLB

1  ある日、神様の使いがギルガルから上って来て、ボキムに到着し、イスラエル国民にこう告げました。 「わたしはおまえたちを、先祖との約束に従って、エジプトからこの地へ連れて来た。 また、おまえたちと結んだ契約を決して破らないと宣言した。 

2 ただし、それには条件があったはずだ。 この地の先住民と友好条約を結んではならないという条件だ。 この地の異教の祭壇を取りこわせと命じたではないか。にもかかわらず、なぜ従わなかったのか。 

3 おまえたちが契約を破った以上、もはや無効だ。 もう、おまえたちの地に住む諸国民を滅ぼすとは約束しかねる。 それどころか、あの人々はおまえたちの悩みの種となり、彼らの神々は常に誘惑の罠となるだろう。」

4  御使いが語り終えると、人々はせきを切ったように泣きだしました。 

5 それでこの地は、ボキム〔「人々が泣いた場所」の意〕と呼ばれるようになったのです。 人々は神様にいけにえをささげました。

6  ヨシュアがイスラエルの全軍を解散させると、各部族はそれぞれ新しい領地めざして移動し、各自の所有地を手に入れました。 

7-9 神の人ヨシュアは百十歳で世を去り、エフライム山中、ガアシュ山の北にあるティムナテ・ヘレスの自分の領地に葬られました。 ヨシュアが生きている間、人々は神様に忠実でした。 その死後も、神様がイスラエルになさった、驚くべき奇蹟を目撃した長老たちの存命中は、その態度に変わりはなかったのです。