士師記 3:17-19-26 JLB

17-19 エグロン王は大へん太っていました。 貢物を渡すと、エフデは帰路につきました。 ところが、町を出てギルガルの石切り場まで来た時、同行の者を先に帰し、一人で王のもとへ戻ったのです。エフデは申しました。 「陛下、内々に申し上げたいことがございます。」王はさっそく、お付きの者たちに座をはずさせました。 これで二人きりです。 

20 涼しい屋上の間に座っている王に歩み寄りながら、エフデは、「実は、神様のお告げがございまして」と言いました。王は、お告げを受けようと立ち上がりました。 

21 すかさずエフデは左手を伸ばし、隠し持った短剣を抜き放ちざま、王のどてっ腹めがけて、ぐさりと突き刺したのです。 

22-23 短剣が柄までくい込んで腹わたが流れ出し、脂肪が刃をふさいでしまいました。 すばやくエフデは戸に錠をかけ、抜け道の階段づたいに逃げました。

24  戻って来た家来は、戸に錠がかかっているので、用を足しておられるのだろうと思い、しばらく待っていました。 

25 ところが、いつまで待っても王は現われません。 心配になって開けてみると、なんと、王は床に倒れて死んでいるではありませんか。

26  その間にエフデは、石切り場を駆け抜けてセイラへ逃げました。