士師記 6:14-20 JLB

14  すると神様は、ギデオンに向き直って命じました。 「わたしがおまえを強くしよう。 行け、イスラエルをミデヤン人から救い出すのだ。 わたしがおまえを遣わすのだ。」

15  「神様、めっそうもありません。 イスラエルを救うなんて、とてもできっこありません。 私の家は、マナセ部族の中でもいちばん貧乏だし、それに私は、家でいちばん年下なんです。」

16  「よいか。 神であるわたしがついているんだ。 だからおまえは、たちどころにミデヤンの大軍を打ち破れる。」

17  「もしそれがほんとうなら、その証拠に奇蹟を見せてください。 いま語りかけてくださっているあなたが本当の神様であると、証明してほしいんです。 

18 ちょっと待っていてくださいませんか。 贈り物を差し上げたいので……。」「よかろう。 おまえが戻るまで待っていよう。」

19  ギデオンは大急ぎで家に駆け込み、子やぎを一匹焼き上げ、三十六リットルの粉でイースト菌抜きのパンをこしらえました。 次いで肉をかごに詰め、スープをなべに入れて、樫の木の下にいる御使いのところへ運んで来て、差し出しました。

20  御使いはギデオンに命じました。 「肉とパンをあそこの岩の上に置いて、スープをかけてみなさい。」言われたとおりにすると、