士師記 8:1-7 JLB

1  ところが、エフライム部族の指導者たちは、激しくギデオンに詰め寄りました。「ミデヤン人との初陣を飾る際、なぜわれわれに声をかけてくれなかったんだね。」

2-3 「あなたがたには、神様がちゃんと、ミデヤンの将軍オレブとゼエブを、捕らえさせてくださったじゃないですか。 それに比べたら私のしたことなんか! この戦いの最後を飾ったのは、あなたがたですよ。 そのほうが、戦いをしかけるよりも大仕事だったじゃありませんか。」 ギデオンの答えに、彼らはようやく納得しました。

4  さて、ギデオンと三百人の兵士はヨルダン川を渡りました。 かなり疲れていましたが、追撃の手はゆるめません。 

5 ギデオンは、スコテの人々に食べ物をくれるよう頼みました。 「われわれは、ミデヤン人の王ゼバフとツァルムナを追いかけているが、くたくたな上に腹ぺこなんだ。」

6  ところが、スコテの指導者たちからは冷淡な返事が戻ってきただけです。 「まだゼバフとツァルムナを捕らえたわけじゃないんだろう。 食べ物を恵んだのに負けられでもしたら大へんだ。 あいつらはここへ来て、わしらを殺すに違いないからな。」

7  そこでギデオンは、こう警告しました。 「神様が二人を捕らえさせてくださったあかつきには、戻って来て、野のいばらやとげで、おまえたちの肉を引き裂いてくれるわ。」