士師記 8:15-21 JLB

15  次に、ギデオンはスコテに取って返し、こう言いました。 「よくも、ゼバフ王やツァルムナ王を捕らえられっこないとあざけってくれたな。 おまけに、疲れて空腹をかかえたわれわれに、パン一つくれなかった。 よく見ろ。 こいつらがゼバフとツァルムナだ。」

16  ギデオンは町の重要人物を捕らえ、野生のいばらやとげでひっかいて殺しました。 

17 またペヌエルにも赴き、町のやぐらをたたきこわし、男子全員を殺したのです。

18  それからギデオンは、ゼバフ王とツァルムナ王に問いただしました。 「おまえたちがタボル山で殺した者たちは、だれに似ていたか。」「あなたと同じような服を着ていました。 まるで王子のようで……。」

19  「ああ、私の兄弟に違いない。 誓ってもいい。 彼らを殺さずにいてくれたら、おまえたちを助けてやるのに。」

20  ギデオンは長男エテルに、二人を殺せと命じました。 しかし、エテルはまだ少年だったので、恐ろしくて剣を抜くことができません。

21  ゼバフとツァルムナはギデオンに頼みました。 「あなたが手を下してください。 わしらも、あなたのような大人に殺されたほうがいい。」 そこで、ギデオンがとどめを刺し、二人のらくだの首から飾りをはずしました。