15 ナタンは、お告げをすべて王に伝えました。
16 そこで、王は天幕に入り、神様の前に座って、こう申し上げました。 「ああ、神様。 私がいったい何者で、家柄がどうだというので、こんなにまでしてくださるのですか。
17 これまで私にしてくださったどんな大きなことも、これからすると約束してくださったことに比べれば、取るに足りません。 ああ、神様。 いま神様は、将来にわたって私の子孫が王になる、と約束してくださいました。 まるで私がたいへんな功労者ででもあるかのように、語ってくださいました。
18 この上、何を申し上げられましょう。 私が犬畜生にすぎないことをご存じの上で、私に名誉をお与えになりました。
19 私を深 く思いやり、このようなすばらしい約束をお与えになったのです。
20 神様のようなお方はほかになく、神様のほかに神はありません。 あなた様のような神がほかにいることなど、一度も耳にしたことがありません。
21 地上のどの国民が、イスラエルに比べられましょう。 神様は比類のない国民をつくろうと、私たちをエジプトから連れ出し、神様の国民となさいました。 また、私たちの前から他の国々を追い払うために、数々の奇蹟を行なって、御名を大いにあげられました。