2 人は花のように咲いても、みるみるしおれ、通り過ぎる雲の影のように、あっという間に消え失せる。
3 神様は、このようにはかない人間をきびしく責め、あくまで白黒をつけようというのですか。
4 生まれつき汚れている者に、どうしてきよさを求めることができましょう。
5 神様は人間に、ほんのわずかな人生の枠組みを与えました。 それは月単位ではかる日数で、それ以上は、たとい一分一秒でも延びません。
6 だから、つかの間の休息を与えてください。 怒りに燃える目をそらし、死ぬ前に、ほんのちょっとでも息を入れさせてください。
7 木には望みがある。 切り倒されても芽を出し、やわらかな新しい枝を張る。
8-9 たとい根が老化し、根株が枯れても、水さえあれば、新しい苗木のように芽を吹き、枝を出す。